
深海からの訪問者にまたまた遭遇した。
ホテイエソの仲間。
眼の下、そして体側に一列に並んだ発光器が深海の雰囲気を醸し出す。
でも撮影したのは真昼間の水面下。
明るい水中に真っ黒な体は似合わないね。

腹側にも、ずらりと並んだ発光器。

正面から見てみると、顎からは長いヒゲが一本。
先の球状の発光器で餌をおびき寄せ・・・・

そして一列に並んだ細かい歯列で、捕った獲物を確実に飲み込む、のかな。
詳しい生態はまたほとんど分かっていないらしい。

そうこうしているうちに、対面で一緒に撮影していたダイバーさんの指のグローブにガブリと噛みついた。
180度大きく開く顎は強力。
でも食い物でないとわかると、またひょろひょろと泳ぎ去って行った。
駿河湾は深海魚の宝庫。
こんな珍しい生物と遭遇できることもある。
この海の凄さを改めて思った。
[2019年1月26日、駿河湾にて撮影]