日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
オビアナハゼの産卵


産卵管をパンパンに膨らませたオビアナハゼが、ソワソワと落ち着きがない。
これから産卵が始まる!
そう直感したオレはドッカと腰をおろし、撮影の準備を整えた。



ザラカイメンの中をしきりに気にする。
アナハゼはホヤの中に産卵するけど、このオビアナハゼは自分の印象としてはザラカイメンへの産卵が圧倒的に多いような気がする。
大きさも、入り口の小ぶりのものを好むようだ。



しばらくザラカイメンの周りを行ったり来たり。
そして、次の瞬間、乗った!!
産卵の始まりだ。



ちょっと角度を変えて見てみると、でかい産卵管が、しっかりとザラカイメンに差し込まれている。



ぐっと押し込まれた産卵管。



約10秒間、この体勢で産卵を続けたあと、また周りでウロウロ。
そしてまたひょいと乗って産卵を続ける・・を3回ほど繰り返して、営みは終了した。

全ての鰭を力いっぱいカッと開いて、浴びせかけられるストロボ光にもまるで動じない。
体の模様や色も、ドキッとするくらい鮮やかだ。
まさに人生(いや魚生)の晴れ舞台。
生命の伊吹が充満している。

次の世代に命のバトンを渡すことに必死のお母さんから、しこたま感動をもらった。


[2012年1月28日、西伊豆にて撮影、EOS5DMarkII、100mmMacroUSM]


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