日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
気になる魚たち

2015年10月24日撮影

夏も過ぎ、秋もまさに本番。
今シーズンに南からこの伊豆の海にやってきた死滅回遊魚を中心に、振り返ってみた。

まず、今、ずっと見られているのが、このウメイロモドキ。
地味なアジの群れに混じって、1匹だけその姿は宝石のように美しい。


2015年10月25日撮影

別な場所では、イッセンタカサゴが居ついている。

数十匹の群れを見ることが出来る年もあるが、今年見られるのはまだ6匹ほど。
これから数が増してくるのかな。


2015年10月11日撮影

超浅場の中層には、アオチビキが数匹、回ってきている。

この数年は観察した記憶がないのは、やってきたのが数年ぶりなのか、それともその姿、形があみりにも地味すぎて記憶に残らないからなのかな。
確かに、伊豆の海では珍しいこの魚が目の前にいたとしても、みんなスルーしがち。
でも、最初のウメイロモドキと違って、対局にあるこの目立たない生き方、オレは好きだよ。

「アオチビキ」なんて、珍しくて特徴ある名前を付けてもらったね。
漢字で書くと、「青血引」と書くそうな。
ハチビキという真っ赤な似た魚がいるそうだが、「血引」とは、身が血のように赤い、というところからきているらしい。


2015年10月11日撮影

今年伊豆ダイバーの間で話題になったのが、このハダカハオコゼ。

以前、沖縄で潜っていた時は普通に見ていた魚だが、やはり伊豆で見られるとなると、ちょっとした感慨がある。
他の色のバージョンも見てみたいな。


2015年10月17日撮影

テンスモドキは死滅回遊魚ではないが、広い砂原にポツンといる姿を見ると、ついつい撮影してしまう。
特にこのような真っ白い子は、傍から見ると、白い亡霊のようである種の美しさがあって好きだ。

こんな子は、そのままストロボを当てて撮影すると、面白くない写真になってしまう。
あえて自然光で撮影してみたけど、その独特な雰囲気が表現できたかな。


2015年10月25日撮影

このクダゴンベが、外海の深場で現在もずーっと見られている。

世界中、あちこちの海でこの魚を見たので生息域は相当広いようだが、どの場所でも群れることはない。
伊豆でも時々出現する程度だが、そのチェック柄の可愛さで、ダイバーには人気がある。

写真の子はまだチビちゃんで、去年まで見られていた大人のクダゴンベとの関係は不明だが、代は変われども、いつも同じヤギで見られるから不思議。
まるでクダゴンベ同士で、ここは居心地いいぞ、と世代間で申し送りがなされているかのようだ。


2015年10月4日撮影

最後に、やっぱ伊豆の地魚代表で、アカハチハゼに登場してもらいましょうか。
南からやってきた2匹のモンツキハギと揃ったところで、はいポーズ。

今年も例年に増していろいろな夏場の魚たちが、その生き生きとした姿を見せてくれている。
これから水温が急激に下がっていくが、そんな中、彼らがどんな生き様を送るのが、しっかりと見届けていこう。


[2015年10月、西伊豆にて撮影]


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