日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
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気持ちのいい海

ようやく伊豆の海にも明るく澄んだ海中が戻ってきた。
水面下を今年生まれたアオリイカの赤ちゃんが気持ち良さそうに泳いでいた。

[2006年9月西伊豆にて撮影, NIKONOS RS, 13mmFisheye, f8, 1/60, RDPⅢ, ストロボ2灯]

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恵比寿でやっている中村征夫写真展「海中2万7000時間の旅」を見てきた。
約2ヶ月に及ぶ展示期間も終盤に近づいているせいか、雨のそぼ降る中大勢の観客で会場は大盛況。少々びっくりした。
オレ自身あまり他人の写真を評価したり、見に行ったりすることはないのだが、こと中村征夫氏の写真に対するあらゆる面でのアプローチの仕方は、とっても気になる存在だ。

今の巷に溢れている水中写真はウツクシイ、キレイキレイな写真が多く、最初は気持ち良くてもそのうち辟易してくることが多い。
もちろん中村氏の写真にもとびっきり綺麗で気持ちの良いものは多いのだが、力を入れておられる環境写真、身近な浅瀬の海の写真はダイバーではない一般の観客を引き込むのに十分すぎる迫力を持っていた。

見せ方の工夫も秀逸。
テーマ性が薄く、綺麗な色を楽しませたいウミウシの写真群は、思い切ってモザイク状に配置し、一枚の大きな写真のようにレイアウトする。
また出口付近にあった昨年トンガで撮ったというザトウクジラの親子の写真は、35ミリ白黒フィルム原版を何と横8mもの巨大な実物大写真に引き延ばして展示するという、今までにない試み。普通の感覚の写真家であれば、やれ「こんなに引き延ばすと鑑賞に耐えられないほど画面が荒れてしまう」とか「前例がない」とかで企画段階でボツとなっていただろう。
そこを実行してしまうところが中村氏のすごいところ。氏のこの写真展に対する並々ならぬ決意のようなものが伝わってきた。

これだけ写真で自由に表現出来るんだ、と目からウロコが落ちた。
プロフェッショナルな仕事で世の中に大きな影響を与え続けている中村征夫氏に敬意を表したい。
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