
水深30センチの波打ち際。
ミナミハコフグの赤ちゃんが岩間から岩間へ忙しく泳ぎ回っている。
波に揺られてミナミハコフグの赤ちゃんが揺れる。
そしてカメラを構えたオレも揺れる。
その揺れがちょうどシンクロして、しかも振り返って彼がこちらを意識した瞬間がシャッターチャンス。
吐き出す泡禁止、オレの脳みそは酸素を求めてヒクヒクしている。
そして超集中の極限状況。
ホント疲れる撮影。
でもこういった実験的な撮影手法が成功したとき、
無上の喜びが得られるのだ。
まだまだ改善点がいくつか見えてきた。
次はもっとうまく撮るからね。
これから寒い冬に向かって死滅する運命にある彼らの命。
最大のリスペクトをもって対峙したい。

(以前撮影したポートレート)
上写真:[2008年10月西伊豆にて撮影, D80, SIGMA15mmFisheye, ISO400, 1/40, f20、ストロボ2灯]
下写真:[2005年12月西伊豆にて撮影, F4, 105mmMacro, PROVIA, 1/15, f8、ストロボ2灯]
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