日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
イシガニの野生


東京湾の浅瀬をシュノーケリングで進む。
見渡す限りの砂原が続く。
と、突然目の前の砂から大きなイシガニがムックと起き上がってきた。

いきなり目の前に現れたので、オレもビックリしたが、イシガニ君もそれ以上にビックリしたのだろう。
大きな両腕のハサミを振り上げながら、こちらを威嚇してくる。

イシガニは伊豆半島沖でも見るが、こんなに大きなのは見たことない。
それに、えらく凶暴だ。
東京湾の生き物は、このイシガニに限らず、皆、人間を見ても対等に戦いを挑んでくる。
伊豆半島のものは、逃げるが勝ちといった風で、人間に戦いを挑んでくるものはまずいないのだけれど・・。

それだけ、厳しい環境の中で育っているのだろう。
むき出しの野生の姿をぶつけてこられると、こちらもちょっとたじろいでしまう。
そんな彼らの姿はとても美しい。

「頑張って生き続けてくれよ。」
と声をかけたい気持ちだが、もし彼らが喋れたら、
「余計なお世話さ。ほっといてくれ。」
と軽くいなされてしまうに違いない。


[2009年11月23日東京湾にて撮影, NIKONOS RS, 13mmFisheye, VELVIA100F, 1/30, f5.6半、自然光]

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