日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
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震災・津波後の東北の現状(2)-陸前高田、壊滅したカキ棚
震災・津波後の東北の現状
 



高田松原の海岸から海の方を見渡すと、いろいろなものが漂っているのが見える。
海岸から約300mほどの沖合に、船がひっくり返って漂っているのが見えたので、行ってみることにした。



透明度は、市内から排出されるガレキの排水が澱んでいるせいか、すこぶる悪い。
1mも見えない。
フィンをフル回転で猛ダッシュ。
指先がしびれる冷たさ。

たくさんの漁業用ブイといっしょに、この船はひっくり返ったまま漂っていた。



また、岸から崩れた岸壁の一部に見えていたのは、実は津波にもぎ取られた屋根だということが、近づいてみて初めて分かった。
これまで、沖を漂う流れ藻の撮影は何度か行ったことがあるが、流れ家屋を取材するのは初めての経験だ。
屋根だけで、その下の部分は見当たらない。
その代わり、漁具やローブが絡み合って水中に垂れ下っている。



たぶん、カキ棚やホタテ養殖の設備の一部なのだろう。



海中の様子を注意深く観察していると、あった、ちょうど食べごろの大きさのホタテが十数個入っている網が、ロープに絡まっているのを見つけた。
こんな状況の中でも、ホタテは元気に生きているようだ。



その横の開けた海中には、ロープに自生したと思われるカキが、しっかりと付いていた。
汚れてはいるが、こちらも生きているようだ。

カキ養殖イカダは、全て壊滅状態だという。
こんな状態で、この海域をバラバラになって漂っているに違いない。



撮影を終え、沖からダッシュで戻る海中で、船が沈んでいるのを見つけた。
湾内に係留されていた、たくさんのこのようなボートが、この一帯には沈んでいるはずだ。



街中のガレキの中にも、このように、カキ棚の残骸を見ることができた。
独特の異臭を放っている。

漁業の街、陸前高田市。
カキ養殖の復活、漁業の復活を願わずにはいられない。


全て:[2011年5月3日陸前高田市沖、市内にて撮影、D90、TOKINA AT-X107DX]

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