日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
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イズカサゴとボロカサゴ


この日、珍しいカサゴの仲間を立て続けに観察することができた。

1本目、本当はボロカサゴ狙いで入ったがたどり着けず。
「このあたりに居るはずなんだがなぁ~。」
悶々としながら探し回っていたとき、このカサゴを発見した。

その名を、イズカサゴという。
関東以南から東シナ海の水深100m~150mに生息するとされている。
だから、ダイバーが観察できる機会は稀だ。
底釣りの釣り人には超人気の魚らしく、味は最高級。
とても美味だという。

「伊豆」の名がついた魚ということで、なんだかとても親近感を覚えるなぁ~。
顔がでっかくて何だかユーモラスな体形も、胴長短足の日本人の体形を思い起こさせて、和風な風情でなかなかいい。
まさに、伊豆を代表する魚、という感じがする。



目的のボロカサゴに行きつけず気落ちしていたオレを見かねて、スーパーガイドのシュウさんが2本目に連れて行ってくれることになった。
果たしてその場所まで、あっという間にピンポイントでたどり着く。
ありがとう、シュウさん!

海底で自然光で見るその姿は、本当にボロか海藻が岩に引っかかって漂っているようで、究極の擬態であることが分かる。

この圧倒的なデザインは凄いぞ!!
深紅を基調とした複雑な模様に、炎のような皮弁に全身覆い尽くされている。
擬態で敵の目を逃れる必要があるのは分かるが、それにしても神様はえらい造形をこの世に与えたものだ、と感心する。

週末には、噂を聞きつけたダイバーが大挙して押しかけて、海底で撮影のための行列が出来ていたという。
こんな人気のボロカサゴの様子を、近くで孤独なイズカサゴが見ていたに違いない。
お互いどう思っていたのかなぁ~。
羨ましい? それとも憐れみ?

ピカピカ光を当てて迫ってくるデカくて不思議な生き物にウンザリしていることは間違いないだろうな。
興奮しているのは人間だけかもしれないね。


2枚共:[2012年11月9日、西伊豆にて撮影、D90、TOKINA AT-X107DX]


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