日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
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アオイガイの不思議


普段滅多に見られない浮遊性の珍しいタコの仲間、アオイガイに遭遇した。
別名をカイダコといい、その名のとおり自分で作った真っ白な貝殻の中に納まって、広い海原を浮遊しながら生活する。

今回は比較的長時間海中で見ることが出来たので、その特徴である貝殻の様子を中心に、その変化を観察した。



アオイガイはタコの仲間。
8本ある腕のうち、第一番目の腕一対が広がって全体を覆い、石灰質を分泌して貝殻を作ると言われている。

落ち着いてきたのか、次第に第一腕が貝殻の表面を覆い始めた。



さらに貝殻の表面を覆う面積が大きくなる。



そしてほぼ最終的な姿がコレ。
大事な大事な貝殻を腕ですっぽりと覆い、この格好で大海を漂う。
ほぼ貝殻を覆われたこの姿になると海中を高速で泳ぎ回ることができるようになる、という話を聞いたことがあったが、観察した限りでは泳ぐスピードはゆっくりで、さほど変わることが無かった。

これで大海原のどこかでオスとメスが出会って貝殻の中に卵を産んで育てるというから不思議だよなあ。
それに、そもそもこんなに薄い貝殻で、敵に対する防御能力はあるんだろうか?
そんないくつもの疑問がフツフツとオレの脳裏に湧き上がってくるが、そんなこと考えるのは野暮な話だね。

彼らがこの格好で何億年も地球上に生きているこの事実が、彼らの存在の正しさを証明している。
ライトに浮かび上がったメタリックブラウンの斑点に覆われた体は息をのむほど美しい。

このユニークな生き物が、これからもずーっと生きていけるような地球環境の保全に、人間も協力すべきだと強く思う。



撮影の様子はこんなかんじ。
中央の小さな点が、主役のアオイガイ。

手前で赤い軍手で撮影されているのが、仕事中の巨匠、中村宏治氏。
お邪魔させていただき有難うございました。



上4枚:[2013年5月2日、山口県にて撮影、EOS5DMarkII、100mmMacroUSM]
5枚目:[2013年5月2日、山口県にて撮影、D90、TOKINA AT-X107DX FISHEYE]


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