日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
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キンギョハナダイのしたたかな生き方


伊豆のハナダイの中で最も普通種で美しいキンギョハナダイをじっくりと観察してみた。

まずは、メスたちの様子。
この種は、雌性先熟雌雄同体、つまりメスからオスへ性転換する種として知られている。
体は全体に赤っぽく、紫のアイシャドーがとても可愛い。



こちらはオスたちの様子。
背鰭の第3棘が伸長して、胸鰭にも独特の赤い斑紋が現れる。



こちらは、オスたちの中でも体全体を白く変化させて婚姻色を呈している様子。
オスたちの求愛の時期はピークを過ぎたが、12月に入ってもこのような個体がみられる。



中には性転換中とみられる個体もいた。
背鰭がだいぶ長くなってきた。



今回撮影してみて新たな発見があった。
オスになって現れる胸鰭の赤い斑紋、実はその根元近くに黄色い模様も現れていたのだ。
やんちゃな子が、自分の学ランの秘密の裏地をちらっと見せてくれた感じ。
ちょっとした隠れこだわりファッションがなかなかキュートにきまってる。

いつも見慣れているごく普通種をこうやってじっくり観察してみると、いろいろな発見があって面白いなあ。
そもそも、全てメスで生まれてその一部がオスに性転換するユニークな生き残り戦術を生み出して、したたかに世代交代を繰り返して繁栄している彼らの生き方、見事というほかはない。

ますます潜って彼らに会いに行くのが楽しみになってきた。


[2013年12月14日、西伊豆にて撮影]

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