日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
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生命のカプセル


浅場に点々と生えるボウアオノリ。
一般的なアオサとして地元の人の味噌汁の具として食卓に上る。

陽を燦々と浴びて、その体の中には全身の光合成で生みだされた酸素が蓄えられている。



酸素を生みだす生物としては、オーストラリアに現存するストロマトライトという岩が有名だ。
藍藻類のシアノバクテリアが作り出し35億年前から現存するというこの岩は、地球上初めて酸素を作り出した生物と言われている。
そしてずっと後世に出現した、このボウアオノリをはじめとするこの緑藻植物門の生物たちは、全身で光合成を行って、ひたすら酸素を地球上に供給し続けているのだ。

水中で見るとキラキラと輝いてとってもキレイ。
その輝きは一粒一粒が銀色の生命のカプセルのように感じられる。
濁り気味の海中にあって、この浅場の一角だけはクリスタルな透明度を保っているのも、これら海藻類の存在のなせるわざなのだろう。

生命の根源の風景を垣間見たような気がした。


[2015年5月6日、青海島にて撮影]


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