日々の潜水・撮影活動の中でキラリと光ったシーンをまとめてみました
リュウグウノツカイとの出逢い


その出会いは突然だった。

朝の柔らかな光が燦々と降り注ぐ湾内浅場。

ヒモが出た棒が水面下に漂っている。



近くに寄って眺めたら、ムムッ・・・

これはもしかして。。。

サケガシラ?

でも、腹びれがヤジロベエのように長く伸長し、先がスプーン状に丸まっている。

これはまさか。。。

リュウグウノツカイ?

とりあえず、誰かに知らせねば。

たまたま近くの海辺の道を台車を押して通りかかっていたマサさんに、「ここ、リュウグウノツカイいる!」と叫ぶ。

そのまま撮影を続けることにした。



煽り気味に、空飛ぶリュウグウを撮ってみた。

そんなことをしながら15分も経ってないのに、噂を聞き付けたダイバーが続々と集まってきた。



「ハーイ、みなさーん、サケガシラでーす」と、ゲストを引き連れたダイビングガイドさんが水面で叫んでいる。

なにやら大変なことになってきたぞ。

這う這うの体で退散した。

世はデジタル時代、情報の伝わる速度が速いこと!

でも、それはそれとして、目の前に光に包まれながら現れたリュウグウノツカイは、神々しかったなあ。

「竜宮の遣い」・・・ こんなロマンティックな名前つけた先人のフィーリングに脱帽だ!

長い腹びれがキュートだぞ。

体長がわずか5cmほどの赤ちゃんだったけど、そのレアな姿をよく俺の前に現してくれたね。

出逢いに本当に感謝だよ、ありがとう。


[2016年11月6日、西伊豆にて撮影]
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